コイルラック

安全のためにも、コイルは縦置き保管が理想的です。
しかしながら、縦置きにした場合に倒れてしまうリスクもあり、床に直置き保管をしている企業も多いことでしょう。
そこで、実際に起きた事故事例からわかるコイル転倒の危険性と、コイル転倒防止に効果的な東邦鋼業のコイルラックをご紹介します。

コイルが倒れた事故

コイルの重さは鋼材にもよりますが、重さの単位でいえばt(トン)であり、人の上に倒れてくればひとたまりもありません。
実際にあったコイルの事故をご紹介します。

コイル材に玉掛け作業中コイルが倒れ下敷きに

この事故は、自動車部品製造工場にて発生した事故です。
作業員がコイルヤードにて目的のコイルの手前に置かれた別のコイル(直径1 .69m,幅7 .3cm,質量1 ,137kg)を天井クレーン(つり上げ荷重2 .8t)で移動させるため玉掛け作業を行っていたところ、同コイルが手前に倒れ、その下敷きとなり死亡しました。
コイルヤードのコイルスタンドに対し、厚さがかなり薄いものもあり、コイル転倒の危険性が非常に高い状況でした。

コイル転倒事故
引用 出典:クレーンの災害事例|一般社団法人日本クレーン協会

スチールコイルの仮置場で下敷きに

この事故は、スチールコイルを船に積み込む準備作業中に発生した事故です。
コイルは倒れないように木の角材を両側に当てて歯止めをしていました。
船にいたデッキマンが、2巻き目のコイルを船倉に降ろすため、揚貨装置装置の運転者に合図をして荷が着床したと思われる頃、岸壁で「ウッ」と言う声が。
その方向を見ると、仮置きしていたスチールコイルが倒れつつあり、その場所に急いで行ったところ、被災者が横向きでスチールコイルの下敷きになっており、救急車で搬送されましたが、その後死亡しました。
スチールコイルが不安定な状態で仮置きされており、コイル転倒の危険性が非常に高い状況でした。
出典:労働災害事例|職場のあんぜんサイト

従業員の安全のためのコイルラック

コイル転倒による事故は、大切な従業員の命を脅かしかねません。
従業員の安心安全を守る、東邦鋼業のコイルラックのメリット4つをご紹介します。

メリット1 ポール位置の調整で安心

横置きのコイルは、玉掛け作業時にコイル転倒の可能性があります。
また、縦置きの場合でも、コイルラックやコイルスタンドがコイルに適した幅でない場合はコイル転倒の危険性があります。
東邦鋼業のコイルラックは、ストッパーとなるポールの幅が簡単に変更できるため、様々な幅のコイルに対応可能です。

メリット2 いつ起きるかわからない災害時にも

いつ発生するかわからない地震の際にも、コイルラックを使用していればコイルの転倒を防ぐことができ、従業員が安全に避難することができます。

コイルラック販売中

メリット3 省スペースで有効活用

床への直置きに比べ、縦置きにすることでスペースを有効活用いただけます。

メリット4 縦置きで作業効率UP

縦置きにすることでそのまま玉掛け作業ができるため、倒したコイルを起こす作業が不要です。

コイルの縦置き保管には東邦鋼業のコイルラック

東邦鋼業では、お客様の仕様に合わせたコイルラックを図面からご提案いたします。
コイルを取り扱う作業者の安心安全のために、ぜひコイルラックの導入をご検討ください。
無料でお見積りいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

導入事例

全長216mのコイルラック

設置の様子

鋼材を小ロット・小割にて販売
大阪より全国へ配送いたします。

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